電動車椅子サッカー 第1回日本代表合宿

2021 FIPFA World Cup(@オーストラリア)の予選を兼ねたASIA PACIFIC OCEANIA ZONE 2019Powerchair Football Championshipが今年の10月末にシドニーで行われます。

その第1回日本代表候補合宿が4日、5日に横浜ラポールで開催されました。4日は近藤公 範監督の指導のもと、国際大会の判定基準や戦術など、1チーム4人の連係プレーを練り上げることをテーマにトレーニングマッチが行われました。

最初は思うように流れがつかめずゴールは少なかったですが、3ゲーム目になってサイドからの速い展開からゴールが連続して生まれ、選手の理解力の速さとマシーンを自由に扱ってダイレクトパスを通す技術の高さに目を奪われました。特に、混戦型の球技では一人ひとりの一瞬の判断力が多く求められますが、様々な障害を持った選手が自分の判断で動き、味方を活かすプレーをする素晴らしさを現場で見せつけられました。何よりも際立っていたのは、皆さんの結束力でした。全員が大きな声を出すことはできませんが、仕草や表情で自分の意思を伝え、お互いをリスペクトしながら、プレーを要求し、カバーして支え、称えあっていました。ゴール後のハイタッチはできませんが、マシーンの前のガードをカチンカチンとぶつけ合う行為は最大の喜びの表現でした。さらに、前後半の始まる前に、円陣を組んだ中でキャプテンが「フォアザチーム」あるいは「俺たち」と声をあげると、他の選手、監督、スタッフの皆さんが大きな声で「ニッポン」と続けていたのがとても印象的で、日本代表という誇りと決意を現しているように感じました。

次回、7月の第2回目の合宿も楽しみで、是非参加し伝えたいと思っています。

 

一般社団法人日本電動車椅子サッカー協会(JPFAジャパン パワーチェア フットボール アソシエーション)のアンバサダーより

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