Jリーグのゲーム中、ゴールを決めた選手がベンチに戻って、自分のスマートフォンで自らを撮影しました。これに対して、第4の審判は即座に気づき止めるように対応し、主審はフィールドに戻った際に注意をしました。
このケースは、「サッカーに対してリスペクトに欠ける行為」で、「懲戒罰に値するもの」です。サッカーの競技レベルを高めるためにチーム役員に通信機器の利用は認めていますが、今回のケースは誤った通信機器の使い方なので、皆さんにも再確認します。
- 競技規則第4 条 競技者の用具:4.その他の用具「電子通信」より
競技者(交代要員および交代して退いた競技者、退場となった競技者を含む)が
あらゆる形式の電子、または、通信機器(EPTS が認められる場合を除く)を身に付ける、あるいは、用いることは認められない。
【選手の場合】
・試合中にピッチやベンチ等、ピッチ周辺で通信機器(EPTS が認められる場合を除く)を身に付ける、あるいは用いた場合は、警告(イエローカード)が提示されます。
<警告理由:反スポーツ的行為(サッカーに対してリスペクトに欠ける行為として)>
【チーム役員の場合】
・試合中に電子または通信機器を用いて不適切な行動を取ったチーム役員は、退席となります。
- 競技規則第4 条 競技者の用具:4.その他の用具「電子通信」より
電子または通信機器を用いて不適切な行動を取ったチーム役員は、テクニカルエリアから 退席を命じられる。
なお、2018年7月のJFAの通達によって、「通信機器の使用について」はテニカルエリア内で電子通信機器に付帯しているものによるものも含めてテクニカルエリア内(ベンチを含む)においては、いかなる撮影(写真、ビデオ)も認められない、と示されています。