ジャパンサッカーカレッジ(CUPS)での特別授業【第2回】


今年から新たにジャパンサッカーカレッジ(CUPS)でコーチ/審判コースの特別授業の講師を賜っています。
実は、5月に第1回を実施しましたが、今回第2回目に授業を実施しましたので、その感想を掲載いたします。

 

前回の振り返り、及び受講生のアンケートを踏まえて、より実践的なものにしました。

ようやく受講生の名前と特徴が理解でき、スムーズに、ヒットした声かけができたように思います。① 9:30~11:00
事前課題「6月~8月でのレフェリングにおいて各自『うまくできた点』『改善したい
点』を図示(A3フィールド図)」し、全員プレゼンした。映像ではなく、言葉で説明し
て相手に伝える、いわゆる言語化による論理的思考も目的としました。
「なぜ映像ではなく、図示するのか」を言い当てた生徒のコメントには驚かせられました。多くは「ポジショニングと動き」をテーマに約5分ディスカッションし、前回の「プレーの予測」「視野の確保」「角度と距離」などが観点となった。特に、ゴールまでのイメージを描きながら動きを意識している受講生がいたことはうれしかったです。一方、議論が深まらなかったのは導き方の稚拙さがあったように反省しています。

② 11:10~11:35
1993年J開幕戦のダイジェスト映像を見て、今の様子との違いを挙げさせ、レフェリングの変化、同時にレフェリーの役割、普段の考え方、ものの見方などを伝えたつもりです。興味を持って聞いていたようですが、Keyワード(ゲーム全般のサッカー理解、選手と審判の関わり、マインド養成など)をホワイドボードに記載して視覚化すればよかったかなと思っています。

③ 11:35~12:00(スカウティング映像を見ながら)
J1第19節横浜F・M対浦和の横浜ゴールの場面を取り上げ、レフェリーチームとして何を優先すべきかをディスカッションしました。特に、第4審判の任務を含めたレフェリーチームのとるべき行動を考え、自分たちが見たもので判断しなければならないことを強調しました。情報の選択と決断を誤らないことも大切である。

④ 13:00~13:15 (W-upを見て柔軟性が低いこと感じました)
予測する→見る→判断する→アクションを速く、正確にするトレーニング。
課題を自主的に行い、視線が上がり、次を意識した動き・体の向きができてきた。

⑤ 13:15~14:00(選手役のボールのもらい方が拙かった)
ボールの出し手と受け手を見るポジショニングと動き 実践Ⅰ サイドアタック視野の確保、角度を意識したポジションはできていたが、距離感をつかみたい。

⑥ 14:00~14:30
ボールの出し手と受け手を見るポジショニングと動き 実践Ⅱ 中央 3対1中盤での次の展開を予測した動きが課題。ボールではなく受け手の動きを意識したい。

⑦ 14:30~15:00
レフェリーサイドのPA角周辺のプレーの予測とポジショニング。
プレーの予測とゴール前の動きを意識した距離・角度の取り方はできていた。
* 今後、実際のゲームを通した課題の発見・解決ができる機会を設定していきたい!

 

では、また。

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