一発退場は妥当か?ハンドでゴール阻止

2018年6月19日、ロシアワールドカップグループH、コロンビア vs 日本の試合で、MFカルロス・サンチェス選手が、香川選手のシュートを右腕を出して止め、サンチェス選手は退場となりました。

主審は得点の阻止と判断し、妥当な判定と考えます。

先ず、サンチェス選手はシュートを防ぐためにボールのコースを予測し動き、右腕を体から離した位置に広げ、ボールに触れました。自然な位置や動きではなく、また反応できない距離ではないので、ハンドボール、つまりハンドリングの反則です。

次に、主審は、シュートのコースを推測をするとゴールマウス、ゴールの枠に飛んでおり、かつゴールキーパーが前のプレーでセービングしてそのシュートに反応できないと判断したと思われます。

主審のポジションが非常に重要なポイントになります。ボールのコース、ゴールキーパーを含む守備側選手の位置と動きを見ることができないと判断できません。審判は見えないと判定は下せないので、視野の確保が大切です。だろうでは、笛は吹けません。ただ、副審2からのサポートがあったかもしれませんが。

審判がどこにいて、何を見ようとしているかを探すと、サッカーの面白さが倍増するのではないでしょうか。

最後に、この場面は3重罰(※1)の考え方は当てはまりません。守備側のペナルティーエリア内での反則ですが、ボールにチャレンジしたと判断するのは、ハンドリングや腕・手による反則は除くからです。
サッカーの大原則は手・腕を使わないでことであり、不自由さを楽しむサッカーというスポーツの本質に基づくものです。
サンチェス選手はポーランド戦には出場できませんが、セネガル戦で頑張ってもらいたいです。

※1
3重罰とは、ペナルティーエリア内でゴールキーパーを含む守備側選手がファウルをして、相手側に(1)ペナルティーキックを与え(2)その選手を退場させ、さらに(3)出場停止を科すということを言います。
ボールにチャレンジした結果、ファウルとなった場合、ペナルティーキックは与えますが、退場とはせずに警告止まりとするもので、11対11で戦うサッカーの面白さを保証しようとする処置です。