フェアプレー。。

フェアプレー。前回からの続きです。

大したケガでもないのに、いつも安易にボールを蹴り出したり、返してもらったりすることが当たり前になっていいのでしょうか?

 

このケースは実際のJリーグのゲームで起こったことです。そのときは、相手チームの選手は戸惑いながら味方にスローインしたのですが、相手に蹴ろうか、味方にパスしようかとドギマギしていました。

すると、相手チームのある選手がさっとボールをドリブルして攻め上がりました。私はそれでいいと思います。決して、ファエでないとは思いません。むしろ、重傷ではないのにちょっと倒れただけで、勝手にプレーを中断する方がおかしいと思います。

本当に痛みがひどくて起き上がれないほどの場合でなくとも、ボールをとられたことが悔しくて起き上がらなかったり、技術の未熟さを相手のタックルのせいにして倒れてごまかしたりしている光景がよく見られます。

あるいは、なかなか起き上がらず、ボールが蹴り出されるのを待っていたり、ようやく立ち上がったかと思ったら、全くケガなどなかったかのようにダッシュし始めたりする選手を見て、不思議な感じになります。

 

 

一方で、選手が倒れていたら、すぐにボールを出さないとフェアではないという風潮が広まりつつもあります。

極端な場合、選手が観客からブーイングや催促をされたり、ときにはその矛先が審判に向けられ「レフェリー、早く止めろよ!」など非情さを責められたりすることもあります。本来は、軽い足のケガのような場合はチームとしてはプレーを続け、ケガをした選手はプレーできないと判断すれば、主審の許可を得て、自らフィールドから出て行くことの方がフェアプレーではないでしょうか。

プレーが途切れない方がやっていても、見ていても楽しいはずです。ラグビーでは、インプレー中であってもプレーを停止せず、「魔法のヤカン」を持って入って治療したら速やかに出て行くシーンを見かけますね。サッカーもそうしたいものです。フィールドを出ていくことはしない、でも痛い間はプレーを止めて待っていて欲しい、これでは、フェアでタフなサッカーを目指しているとはとても言えないのではないでしょうか。

 

やはり、フェアプレーというのは、最善の努力をしても参加できない選手がいればどちらかのチームがボールを蹴り出し、そして、ボールを返すことではないでしょうか。幾度となく倒れても、ゴールを目指して攻め、守り続けようとするタフな選手だけに対するマナーであり尊敬の表れだと思います。